前回の1才3ヶ月検診から早3ヶ月が経ち、1才半検診へ行ってきました。
先生は毎回同じ先生なので、雰囲気や進め方などが事前にわかっていて親としてもありがたいです。
今回は、前回「体重の伸びが1才→1才3ヶ月で変わっていない(減っているわけではないので大きな心配は不要とのこと)」ことが小さな不安だったので、今回は特に「体重がきちんと増えているか?」とても気になっていました。身長の伸びもあわせて、結果が楽しみです。
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🇺🇸過去の検診の記録はコチラ!
・1才3ヶ月検診
・6ヶ月検診 ←アメリカでの検診の流れについては、こちらの投稿で一番丁寧にまとめています。
・1才検診
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身長・体重・頭位の測定
まず最初に身長・体重・頭位の測定です。
進め方は、身長と体重がどちらも計測できる測定器に座らせて、まずは体重のチェックからです。
体重は念のため2回測定して、間違いがないかを確認しました。
続いて身長チェックでは、同じ測定器に横たわらせて確認しました。
我が子は人見知りこそしないものの、知らない場所で横たわらせられると不安になるのか大号泣でした。上に大きな蝶々の人形が飛んでいて、私が必死に「butterflyだよ〜!」と声かけたのですが、全く見向きもせずに測定器から逃げようとしました。
看護師さんがサクッと測定を終わらせてくださり、パパが抱っこするとすぐに落ち着きました。
その後に頭位のチェックでしたが、こちらは抱っこされたままでの測定だったため、泣くことも嫌がることもなく、無事に終了しました。
その後、身長・体重・頭位が、全米の同じ月齢の子の中でどれくらいの位置に属しているのかを数字で出してもらいました (Percentile) 。
↓検診後にもらえる紙は以下のようなイメージ
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Your Child’s Growth Record
Date:09/01/24
Name:Taro Yamada
Height:36 in Percentile:99%
Weight:26 lbs Percentile:75%
Head Circumference:19.6 in Percentile:96%
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日付は 月/日/年 の順に記載され、身長はインチ、重さはポンドで記載されるので、純ジャパニーズで日本育ちの私にとっては馴染みがなく、まだまだ慣れません。
今回、我が子は身長91cm(Percentile:99%)、体重11.8kg(Percentile:75%)と前回に引き続き身長・体重ともに大きめであることがわかりました。
体重が他の項目に比べてビハインドしている点は、おっぱいでの授乳が関係しているとのことでした。
「日中も授乳していることでお腹が満たされ、メインの食事でのカロリー摂取が若干少なくなっているのでは?」との見解だそうです。今のところ3食欠かさずに食べることができていますが、日中のおっぱいをできるだけ控えて、メインの食事がより一層摂れるようにしていこうと思いました。
看護師さんからの質問
先生の診察の前に、看護師さんからヒアリングがありました。
たくさん質問されたのですが、覚えている項目は以下の通りです。
- 意味のある言葉をいくつ話しますか?
- 物の名前を指さしたり、言ったりできますか?
- 要求の指差し(あれが欲しい)や、質問への応答の指差し(ワンワンはどれ?)ができますか?
- 『ちょうだい』『バイバイ』などの簡単な指示が理解できますか?
- 大人のまね(パチパチ、ハーイなど)をしますか?
- 絵本に興味を示しますか?
- 飲み物は何を飲んでいますか?
- ジュースなどの飲み物は制限できていますか?
- 夜通し寝ていますか / 夜中に起きる場合は、最長で何時間夜通しで寝れていますか?
- 野菜やフルーツ、プロテインはよく食べていますか?
- 乳製品はよく食べていますか?
- 便秘などの心配はありませんか?
- 歯磨きは1日2回できていますか?
- 歯科検診に行っていますか (2歳以降は半年に1回が目安だそう)?
- 家に銃はありますか / 子どもの手の届かないところに保管できていますか?
- 絵本に興味がありますか (ちょうどその場で読んでいたので「好きそうね」と言われた)?
- 自分でスプーンやフォークを使って食べようとしますか?
- 他の子に興味を示しますか?
- 目を合わせてくれますか?
- 特に心配で相談したいことはありますか?
「家に銃はありますか?子どもの手の届かないところに保管していますか?」とは、まさにアメリカならではの質問で「そんなことも聞かれるのか」と衝撃を受けました。しっかり歩けるようになり、扉も開けられる月齢になったからこそ、確認すべき重要な質問なのだと思いました。
質問内容
看護師さんから先生にバトンタッチし、今度は私たちか質問をさせていただきました。
事前にリストアップして回答していただいた質問は以下の通りです。
- 歯科検診の頻度
- 2才以降は半年に1回通うことが必要だそうです。
- 英語と日本語を半々で教えているが、混乱しないか
- 今の教え方 (大人同士の会話は日本語、パパから子へは英語、私から子へは日本語) を継続するのがとても良いとのことです。
- 大人はいつから言葉に気をつけた方がいい?
- 今すぐ気をつけないと、すぐに真似し始めるとのことです。
- カジュアルにFuck、Shitなどの言葉を使ってしまいがちなので「Fuck→Fettuccine」「Shit→Shrimp」と言い換えて会話するよう、夫が気をつけています。
- 今すぐ気をつけないと、すぐに真似し始めるとのことです。
- どれくらい大人の感情を読み取れる?
- かなり読み取ることができて、親同士の喧嘩などは大きなストレスになるとのことでした。
- 幸いにも私たちは喧嘩が滅多にないのですが、時々わざとふざけて言い合いをすることがあるので、それも「念のためやめようか」という話になりました。
- かなり読み取ることができて、親同士の喧嘩などは大きなストレスになるとのことでした。
- 夜通し寝ずに起きるのはなぜか?
- おっぱいでの授乳が関係している可能性が非常に高く、断乳しない限りは続くと思った方が良いとのことでした。子どもが2歳になり、第二子を考えるタイミングで断乳を考えているので、少なくともあと半年は覚悟しようと思いました。
- 投げてはいけないものを投げたり、お友だちを叩いてしまったりすること
- 要因は2種類考えられて、1つ目は、何かイライラする要因があった可能性です(例:遊んでいるおもちゃを取り上げられた)。2つ目は、気を向けたくてやっている可能性です。
- 1つ目に関しては、例えば親がおもちゃを片付けるために取り上げてしまった場合は、次回から「あと◯分で片付けようね」などと事前に伝えるか、他のことに興味をもってもらい、その間に片付けるなどして、投げて怒りを表現したくなるような要因をできるだけ作らないようにするのが良いとのことでした。それでも投げてしまった場合は「No」と伝えることが大事だそうです。
- 2つ目に関しては、「No」と叱るものの、それ以上は気を向けないことが大事とのことです(気を向けてしまうと「人を叩けば気を向けてくれる」と勘違いしてしまうため)。そして、できるだけ子どものことは構わずに、お友だちの方に気を向ける(大丈夫?叩いてごめんね、と声をかけるなど)のが良いとのことでした。
- よだれがよく出ること
- この時期のベビーによくあることなので、気にしなくて良いとのことでした。
- 手や指を口に突っ込むこと
- 上記と同様に、この時期のベビーによくあることなので、気にしなくて良いとのことでした。
- ビタミンD3ドロップ (1日1滴あげています) はまだ必要?
- おっぱいをあげている限りは不足しがちなので、継続してくださいとのことでした。
- 口は開けるのに、食べて少しもぐもぐしたらすぐ吐き出してしまうことがあるのはなんで?
- その食べ物を食べたくないか、お腹が空いていないかのどちらかだろう、とのことでした。
- 寝起きの時に歯軋りをしていることがある
- この時期のベビーによくあることなので気にしなくて良いとのことでした。
体のチェック
最後に先生の診察がありました。
流れはいつもと変わらず、
- 足と手の指のチェック
- 足や膝の動きのチェック
- 耳のチェック
- 心臓の音 (前と後ろの両方) のチェック
- 喉の奥のチェック
- 性器のチェック
以上の項目で、5分もかからずに終了しました。
泣き出すことはなかったのですが、途中でぐずりそうな雰囲気になったので、パパから私の膝へ座らせました。
心臓の音のチェックの時、声を出して動き回ろうとしたので「先生はきちんと音が聴こえるかな?」と気になりましたが、さすが小児科の先生!慣れた様子で問題なく実施してくださいました。
乳幼児期の自閉症スペクトラム障害のスクリーニング検査
最後に、乳幼児期の自閉症スペクトラム障害*の可能性がないかを確認するための質問項目に紙で回答しました。
*「M-CHAT-R™ (Modified Checklist for Autism in Toddlers, Revised)」というものです。
先生には「お子さんは自閉症でないと思うけれど、一応回答してくださいね。」と言われて、回答したものを看護師さんに渡すだけで終了しました。
質問は以下の通りでした。
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お子さんの行動について、以下の質問にお答えください。お子さんの行動が普段どの程度起こるかという観点でお答えください。たとえめったに起こらなくても、一度でもその行動を見たことがある場合は、「はい」と答えてください。
- 部屋の反対側を指さした場合、お子さんはそれを見ていますか? (例:おもちゃや動物を指さしたとき、お子さんはそれを見ていますか?) はい / いいえ
- お子さんは耳が聞こえないのでは、と思ったことがありますか? はい / いいえ
- お子さんはごっこ遊びや見立て遊びをしますか? (例:空のコップから飲むふりをする、おもちゃの電話で話すふりをする、ぬいぐるみ/人形を寝かしつけるふりをするなど) はい / いいえ
- お子さんは物に登るのが好きですか? (例:家具、遊具、階段など) はい / いいえ
- お子さんは目の近くで変わった指の動きをしますか? (例:指をひらひらさせたり、目の近くでこすったりしますか?) はい / いいえ
- お子さんは何かを手に入れるために指をさして頼みますか? (例:手が届かないおもちゃやキャンディーを指さすなど) はい / いいえ
- お子さんは何か面白いものを見せるために指さしますか? (例:飛行機、空の大きなトラック、道路の虫などを指さすなど) はい / いいえ
- お子さんは他のお子さんに興味がありますか? (例:他のお子さんを見つめたり、微笑みかけたり、集団に入ろうとしたりしますか?) はい / いいえ
- お子さんは、ただ見せるだけでなく、何かを持ってきてあなたに渡したり、掲げて見せたりしますか? (例:花、ぬいぐるみ、おもちゃのトラックを見せるなど) はい / いいえ
- あなたが名前を呼んだとき、お子さんは応えますか? (例:話すのをやめたり、あなたを見上げたりしますか?) はい / いいえ
- お子さんはあなたに微笑みかけると、あなたも微笑み返しますか? はい / いいえ
- お子さんは日常的な大きな音で動揺しますか? (例:掃除機や大きな音で泣いたり、わめいたりしますか?) はい / いいえ
- お子さんは歩きますか? はい / いいえ
- あなたが話しているときや、遊んでいるとき、またはお世話をしているときに、お子さんはあなたの目を見ますか? はい / いいえ
- お子さんはあなたのすることの真似をしようとしますか? (例:バイバイと手を振る、拍手をする、変な音を出すなど) はい / いいえ
- あなたが何かを見ようと頭を向けた場合、お子さんはあなたが見ているものを見るために振り返りますか? はい / いいえ
- お子さんはあなたの気を引こうとしますか? (例:褒めてもらうためにあなたを見たり、「見て」と言ったりしますか?) はい / いいえ
- お子さんはあなたが何かをするように言ったことを理解していますか? (例:指ささずに「本をテーブルの上に置いて」「ブランケットを持ってきて」と言ったとき、お子さんは理解できますか?) はい / いいえ
- 何か予期せぬことが起こったとき、お子さんはどのように感じているかを見るためにあなたの顔を見ますか? (例:変な音を聞いたとき、新しいおもちゃを見たときなど、お子さんはあなたの顔を見ますか?) はい / いいえ
- お子さんは揺れるなどの動きを伴う遊びが好きですか? (例:ブランコに乗ったり、あなたの膝の上で跳ねたりすること) はい / いいえ
最後に
予防接種がなかったので、トータルで40分ほどと比較的早く終了しました。
検診に行くたびに、悩んでいたことの道筋が見えてとても嬉しいです。
次回は2才検診です!それまでに体重が身長の伸びに追いつきますように。
またブログを更新します〜!
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