【絶望】運転免許の受験がまさかの拒否…想定外の国際結婚の壁

文化比較

念願のグリーンカード(永住権)を手にし、アメリカでの生活をスタートさせて早1年…!
義理の実家からマンションへ引越しをして、新生活での暮らしにもすっかり慣れたところで、いよいよアメリカの運転免許を取得することにしました。

取得までの流れは
①運転免許センターでの筆記試験の予約
②筆記試験の受験
③合格したら技能試験の予約
④合格したら免許の交付

という流れです。

家から一番近い運転免許センターでの最短の予約は1ヶ月後ということで、せっかく免許取得に向けてやる気が起きて行動したのに1ヶ月も待つのか…..ということで少々がっかりしましたが、筆記試験の準備に十分時間をかけられるぞ!ということで、ポジティブに捉えていました。

ちなみに筆記試験の予約はオンラインでできるはずなのですが、予約画面で情報を登録しようとするとなぜか「運転免許証番号の入力」が必須で求められ、取得前の私は入力することができず、その先に進むことができませんでした。正解のやり方がなんだったのだろう?と気になりますが、今回は諦めて電話で予約を取ることにしました。

当日に向けて準備した書類は
・パスポート(身分証明証)
・日本の運転免許証 (提示は求められないはずだが、念のため)
・グリーンカード(永住権)
・ソーシャルセキュリティーナンバー(SSN)
・テネシー州への居住を証明する書類2点
・結婚証明書 (日本の役所で発行されたもの+英訳の2点)

です。

本来は、自分の名前が記載された居住証明(水道の請求書やアパートの契約書など)が必要なのですが、結婚証明書があれば、夫の名前が記載された居住証明でも受け入れてもらえると聞いたので、結婚証明書を持参することにしました。
(ネットには書かれていませんでしたが、現地の日本人ママ友の情報のおかげで知ることができて助かりました。この情報を知る前は、ほとんどの請求書は夫の名前しか記載されていないから持参できる書類がないぞ、と焦っておりました。)

そして予約時間の当日、必要なものをバッチリ揃えて運転免許センターに向かいました。
到着すると、運転免許センターは想定以上の大混雑、、、!
長蛇の列に加え、床に座って呼び出しを待つ人たちが溢れかえっていて、どこに行けば良いのか混乱してしまいました。日本の役所では案内表示が分かりやすいですし、案内専門のスタッフさんが「用事は何ですか?」と声をかけてくれて、整理券の発行から記入用紙の準備まで丁寧に行なってくださったことを思い出し、なんて素晴らしいおもてなしだったのだろう、と改めて感動しました。
スタッフさんに聞いてみようと思ったのですが、全員対応中、かつ特に案内掲示もなかったので、一か八かと何の列かわからない長蛇の列に並ぶことにしました。
この時点で既に予約の時間は過ぎていて、予約時間が過ぎているという理由で受けられなかったらどうしよう…..この列が技能試験などの別の列だったらどうしよう…..と不安になりながらしばらく待っていました。
列は思ったよりもスピーディーに進み、案内のスタッフさんが「試験がんばって!」と前に並んでいる人に声をかけていたのが聞こえてきて、並んでいる列に間違いはなさそうだ、とほっと安心しました。

15分ほど経って自分の番になり、発券機前のスタッフさんに「Written test(筆記試験)を受けにきました」と伝えました。「電話で予約したので、予約番号などがないのですが…」と伝えると、「え?電話で予約?」とそんなパターンがあるのかと不思議そうにみられたので、やはりオンラインで予約する方がメジャーなのだろうと思います。
今回、夫が電話で予約をしてくれたので夫の電話番号を伝えたところ、無事に整理券を受け取ることができました。

予約の発券が完了しただけなのですが、既に20分ほど予約時間を過ぎてしまっており、ここから呼ばれるまでは何時間くらいかかるのだろう?と不安になりましたが、1分もしないうちに自分の番号が呼ばれました。(床に座って長時間待機している様子だった方々は、恐らく技能(運転)試験を待っていたのだろうと思います)

呼ばれた番号のカウンターに行くと「今日は何の予定で来ましたか?」「持ってきた書類を見せてください」とスムーズに進めてもらうことができました。
実は、日本人の友だちから「英語を話せない人への対応は冷たくて厳しい場合も多く、技能(運転)試験ですぐに不合格にされることもある」という話を聞いていたので、受付の時点でも「英語がうまく聞き取れず、質問に答えられなかったらどうしよう」という不安があったのですが、とても丁寧に対応してくださる優しいスタッフさんで安心しました。
(ちなみにテネシーに来てから、一度も差別などの対応を受けたことがありません。テネシーの中でも穏やかでフレンドリーな人が多い地域にいることも理由の1つかもしれません。)

と、序盤は順調だったのですが、ここで1つ問題が発生、、、!
結婚証明書(日本の役所でもらった原本)について、「判子や署名などの正式な書類であることを示せるものでないと受け入れられないかもしれない」と言われたのです。念のため上司にも確認しにいってくださったのですが、やはり受け入れられないとのことでした。
グリーンカード(永住権)取得の面接の際は、この書類を提出して問題なかったのですが、ダメでしょうか?」とダメ元で交渉してみたのですが、NGでした。
恐らく必要な書類は、戸籍謄本だったのだと思います。(後日思い返してみたのですが、グリーンカード取得の面接の際も、今回提出した結婚証明書に加え、戸籍謄本も提出していたので受け入れてもらえたのかな?と気づきました… 交渉して困らせてしまい、すみませんでした… )

また、その後に他の書類も確認していただいたのですが「グリーンカードとソーシャルセキュリティナンバーが日本の旧姓のままだから、まずは現在の名字に変更しないと登録でエラーが出てしまうんですよ…どちらにしても今日は筆記試験を受けられませんね」と告げられました。
私はてっきり、グリーンカードとソーシャルセキュリティナンバーが旧姓でも、結婚証明と居住証明ができれば問題がないと思っていたのですが、それでは通用しないみたいです。
確かに考えてみれば、アメリカ政府のもとで実施される手続きは、アメリカ政府に婚姻を提出した際の名前を使って実施しましょうね。というのは当然のことですよね。

そもそもなぜ旧姓のままでグリーンカードを申請したの?という話になるのですが、実はなぜそのようにしたのかはハッキリ覚えておりません。(自分よ、しっかりしてくれ!)
確か10年パスポートを更新したばかりで、名字の変更により新しく作り直すのは面倒かつお金がかかることだし、グリーンカードの申請は旧姓の方が手続きはスムーズかな?と思って旧姓で申請したような気もします。ただネットで調べてみると名字の変更により旧姓の隣に()で現在の名前を追記する手続きができると書かれていたので、パスポートが理由ではないような気もしますし、とにかく当時の状況が思い出せません(笑) 悔いてもしょうがないので、前に進みます。

ということで、今回は試験を受けられず、グリーンカードとソーシャルセキュリティナンバーに記載されている名字の変更が完了した時点でまた予約を取り直すことになりました。名字の変更には日本から取り寄せた戸籍謄本が必要で、その書類を提出してから手続きが完了するまで数ヶ月かかることもあると聞きました。その後で、改めて予約をとって仮に1ヶ月待つとなると、試験を受けられるのは一体何ヶ月先になるのでしょうか…?!

幸いなことに子どもがまだ小さく、学校や習い事を車で送り迎えするということが毎日あるというわけでもないので、現時点で大きく困ることはありません。ただ、どこに行くにも夫に運転を任せることになるので申し訳ない気持ちです。何かしら別のことで(曖昧…w) 家庭に貢献しようと思います。

ちなみに筆記試験の難易度については、“ちゃんと勉強しないと落ちる” というのを日本人ママ友やネットの情報でたくさん聞いておりました。そんな情報を聞いているにも関わらず呑気な私は、案の定3日前から始めた挙句、1日30〜40分くらいしか勉強しておらず、試験の前日に急に焦り、夜更かしをして練習問題をひたすら解き、正答率70%(合格ラインは80%)を前後するという危険な状態で筆記試験に臨もうとしておりました。
(思い返せば中学や高校時代も、テスト前日に泣きながら対策をしていたのを思い出します)

今回試験を受けられなかったのはショックでありつつ、勉強不足で筆記試験に落ちる可能性が高かったことを思うと、受けられなかった事実にどこか安心している自分もいました。
夫にも「よかったじゃん、試験に落ちなくて!」と言われました。(笑)
落ちなかったけど、受かりもしなかったよ!と苦笑いです。

また試験を受けることができたらブログを更新します〜!

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