アメリカ永住権取得の面接のため、東京にあるアメリカ大使館へ行ってきました!(2024年4月頃)
面接の内容や流れ、当日の服装などが網羅されているブログが少なかったので、私の体験談をまとめようと思います!
荷物
まず溜池山王駅に到着し、大きな荷物類は全て駅のコインロッカーへ預け、小さな手荷物バッグと最低限の荷物だけを持って大使館へ向かいました。
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▼アメリカ大使館HP_持ち込み手荷物に関するページ
https://jp.usembassy.gov/ja/services-ja/security-notice-prohibited-items-ja/
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実際に大使館を訪れてみると、規定のサイズ(25cm×25cm以下)を余裕で超えていそうな大きなバッグを持ってきている人や、持ち込み禁止の電子機器機を持っている人もいて、想像していたほど厳しくないのかな?と思いました。(※個人の見解です。最終的な判断は読者の皆さまご自身でお願いいたします。) 手荷物検査をクリアすればそのまま持ち込めている様子でしたが、私は念のためロッカーに預けておいて良かったなと思います。
溜池山王駅から大使館は、ほぼ目の前で迷うことなく到着しました。
服装
服装に関してはオフィスカジュアルを推奨すると色々な記事で読んだのですが、短パンやビーサンの方もいて、あまり細かくは見られていないのかなと思います。
服装によって合否が変わりそうな雰囲気もありませんでした (※完全に個人の見解です)。
外で待機
大使館に入る前の道のところで既にセキュリティの方々が立っており(警察官だったかもしれません)、「大使館への予定は何ですか?」と聞かれました。
一般的な歩道ではありつつ、大使館に予定がない限りは大使館前の歩道は通ることが難しそうです。
予約時間はAM8:15でしたが、8:00頃までは外の列に並んで待機していました。
(後日談ですが、手続きは1人1人相当な時間がかかるので、予約よりも早い時間から並んで待機することを強くオススメします!ただ早く行きすぎるとまだ列に並ばせてもらえない可能性もあるので、最低15分前に到着しておくと良いと思います。)
セキュリティチェック
外の簡易受付で携帯をカゴに出し、中に入ると荷物と人のセキュリティチェックがありました。
空港のセキュリティチェックのようなイメージで、1人2分ほどでチェックは終了しました。
受付
セキュリティチェックが終わると、いよいよ大使館のメインエリアに入室することができました。
受付でパスポートと予約シート(メールで届いたものを印刷して持参)を提出し、[持ち物リストが書かれた紙と透明のクリアファイル(提出物を入れる用)]を受け取りました。その後、入り口近くにあった発券機で番号札を発券し、呼び出しの順番を待つ事になりました。
工程は色々とありましたが、ここまでの待ち時間はほぼなく、とてもスムーズに進みました。
待機
持ち物リストを確認しながら、もらった透明のクリアファイルに書類を入れて準備を進めました。持ち物リストは、実際に準備していた必要書類よりも少なかったのでやや困惑しましたが、リストに記載されていない書類も念の為すぐに出せるように準備しておきました。
書類の提出
番号が英語で呼ばれ、書類受付専用のカウンターで書類を提出しました。
受付のスタッフさんとの会話は想定通り全て英語でした。
証明写真は背景が[白]と指定があったため、青色の証明写真のデータを編集し、プリントアウトしたものを持参しておりました。ただ加工しているものはNGとのことで、その場で大使館のフォトブースで写真を撮影し直すことになりました。
撮影代は1200円とやや高額だったのですが、大使館のフォトブースであったため写真サイズの設定などもなく簡単に撮影することができました。
撮影後、番号札を発行し直す必要があるか分からなかったのですが、同じ受付スタッフさんの手が空いたタイミングで「写真を撮れたのですが、どうすれば良いですか?」と声をかけると、そのまま再び対応してくださいました。
書類の量が多かったこともあり、チェックに15分ほど時間がかかりました。
途中「この書類はあるかな?」と確認された際、該当する書類が手元になく一瞬焦りましたが、代替書類を準備できていたので事なきを得ました。
ちなみに永住権の申請にあたっては、すでに永住権を取得した友人から「自分たちで書類を準備したけど本当に大変だったから、お金がかかっても絶対弁護士に依頼した方がいい!」と強くお薦めされたので、アメリカの弁護士にサポートを依頼して準備を進めておりました。
実際、弁護士さんのサポートがなければ、ここまで複雑な工程を自力で進めることができなかったと思うので、本当に良かったです。
受付で書類の確認をされている時も「弁護士さんとzoom(オンライン会議)で書類の最終チェックをしたから不備はないはず」と安心して手続きを進められたのはかなり心強かったです。
面接
書類チェックは8:50頃には完了し、次の面接まで待機することになりました。恐らく1時間〜1時間半くらい待っていたと思います。
いよいよ自分の番になり、面接専用のカウンターへ移動しました。
面接と聞くと個室で1対1で座ることをイメージしていたのですが、書類提出の際と同じように立ったまま、かつ後ろには待機している人たちが座っていて、市役所に近いイメージでした。
カウンターでは、まさかの日本語で「◯◯サン、コンニチハ」と話しかけていただき、英語を想定していたので驚きました。
そして、担当者さんが偶然にも夫と同じ大学で、通っていた時期も同じということで雑談が盛り上がりました。私がイメージしていたよりもずっとカジュアルで、とても安心したのを覚えています。
ちなみに面接で実際に聞かれたことは、覚えている範囲では以下の通りです。
- 夫と出会ったのはいつか
- どのように出会ったか
- 初めてのデートはどこか
- 夫はなぜ日本に来ていたのか
- 子どもは既に生まれているか
その他にも3〜4くらい質問されたような気がします。
Q&Aのような流れでスムーズに質問され、全て正直に回答しました。
弁護士のアドバイスの元、夫の祖父母の名字や出身地など細かい情報も確実に覚えて臨んだのですが、そこまで細かくは聞かれませんでした。
偽装結婚でないことを証明するために、付き合っていた当時から家族3人での写真など5〜6枚写真も準備しておりましたが、特に提出は求められませんでした(せっかく印刷したので、家に飾っています)。
面接結果
問題がなければその場でビザの申請が承認される流れになったと思うのですが、私は翌週に大使館指定の健康診断を控えており、完了するまでは「pending(保留中)」という扱いになりました。
実際に渡された書類には「ビザの申請は拒否されました」と英語で記載があったのですが、受付では「保留中という意味で、ビザの申請が却下されたわけではないから安心して」と言っていただきました。
面接結果をソワソワと待っていたアメリカにいる夫に、もらった書類を写真で送ったところ「Rejected(拒否された)」の文字を見て大慌てで電話をしてきたので、事情を説明しました。
永住権の申請が拒否されてしまったのだと思い、かなり焦ったそうです。
その翌週に健康診断の受診を終え、必要な書類や手続きが全て整いました。
その後ビザの申請が無事に通り、1ヶ月足らずでビザが貼られた自分のパスポートが自宅に届きました。
申請〜面接まで、約2年の長い月日を経てようやくアメリカに正式に移住する事ができます。
長い道のりでしたが、ようやく家族3人での生活が始められます。本当に良かったです。
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