【絶望】1才児とのワンオペ国際線フライト12時間の旅…気合いと工夫で乗り切った!

子育て


今回は、日本からテネシー(テキサス州で乗り換え1回)へのワンオペフライトの記録をまとめました!
子どもを膝に乗せ、満席のエコノミーで乗り切った壮絶なフライトではありましたが、ちゃんと乗り切れたので(笑)、同じ場面を乗り切ろうとしている方のためにも、丁寧に残そうと思います。

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ちなみに、アメリカ→日本のワンオペフライトを記録した記事は以下から読めます。
こちらも詳細に記録したので、参考になったら嬉しいです⭐︎
1才0ヶ月とのワンオペ国際線フライト、どう乗り切る?
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ーフライト前の準備ー
荷物に関しては、チェックインをせずに機内持ち込みの手荷物だけで済ませることにしました。
理由は、チェックインバッグがあると、テキサス州での乗り換えのタイミングで一度荷物を受け取って再度チェックインする必要があり、工程が増えて手間になる+次の乗り換えに間に合わないリスクを取りたくなかったからです。
日本から持ち帰りたい荷物は沢山あり、ギリギリまでチェックインするか迷ったのですが、羽田からの飛行機の出発が遅れたこともあって「チェックインしなくて良かった…」と胸をなでおろしました。
1人でバックパック旅行していた時は「全力疾走すれば何とかなるし、最悪の場合、空港泊でも問題なし!」と思っていましたが、流石に子連れでの旅となると大学生の時のようにやんちゃに行動はできないよな…と思います。不安要素は1つでも減らしておいて良かったです。

ー空港に到着ー
子連れフレイトの時はいつも、余裕をもって3時間以上早く空港に到着するようにしています。
JALは赤ちゃん連れの場合、特別アシスタントゲートにてチェックインができるため、待ち時間たったの3分程で案内してもらうことができました。
チェックインでは
・緊急連作先
・滞在先(アメリカ)の住所
・グリーンカードと子どものアメリカパスポート
・乗り換えの空港でベビーカーを使用するか

・卵アレルギー用の薬やエピペンは携帯しているか

について確認されました。

チェックインのタイミングで「隣が空いている席があれば移動できますか?」と確認をしたのですが、残念ながらフライトはほぼ満席とのことで、席の移動は叶いませんでした。
アメリカ→日本のワンオペフライトは隣席が空いていたからこそ、何とか乗り越えられたので、ほぼ満席と聞いた時は、「乗り越えられるかな…」とかなり動揺しました。
ただ、まだ直前キャンセルの可能性もあるし、搭乗カウンターでもう一度聞いてみよう!と希望は捨てませんでした。

チェックインを完了した後は、セキュリティゲートもほぼ待ち時間なしで案内してもらうことができました。我が子の場合、ベビーカーに長時間乗るのが好きではなく、長蛇の列で動けないとなるとすぐに飽きて泣き出す可能性もあったので、大変助かりました。
(メインのゲートよりも奥の方にあり少々わかりにくい場所にあったので、事前に「ベビーカーの場合、特別レーンで案内しているよ」と教えてもらえて良かったです。)

搭乗ゲートに到着してからは、机のある席を見つけて、ゆったり離乳食と自身の朝ごはんタイムです。
フードコートに行く手もありましたが、料理を受け取って食べて片付けて、という手間を考えただけで疲れてしまいそうだったので、事前に買っておいたパンを食べることにしました。

フライト中はできるだけゆっくり寝てほしいと考えていたので、朝食後は、子どもが遊べる広場を見つけて搭乗のギリギリまで遊んでもらいました。子どもがうまれる前は広場など意識したこともなかったので場所を把握していませんでしたが、案内地図に載っていてすぐに見つけることができました。

1時間半ほどたっぷり遊び、搭乗までもう少し!というところで、改めて席の移動が可能かカウンターに確認しに行きました。結果…..やはり満席とのことで、当初予約した通りの席(エコノミーの一番後ろの3人席の通路側)に座ることで確定しました。
「きっと隣の席が空いている席を確保できるだろう」と根拠のない自信をもっていたので、暴れん坊の我が子は11時間フライトを私の膝の上で乗り切れるか…..?と不安がどんどん大きくなってきました。

ー搭乗、そして離陸ー
優先搭乗 (ファーストクラスよりも先にご案内していただける) のおかげで、搭乗後に荷物を整理することができて、スタッフさんが荷物を上げてくださったりして、最初はとても順調に進みました。
隣の方はすでに席にいらっしゃり、私と子どもが到着するなり、私の席に置いてあった枕やブランケットをさっと動かしてすぐに座れるように助けてくださって、大変助かりました。子どもが苦手な方もいるだろうと思うので、こればかりは運に頼るしかないのですが、お隣さんがとても優しそうな方でとても安心しました。(おそらくベトナム出身?の女性の方でした)

我が子は、飛行機に乗ってすぐのタイミングでは1.2分ほどぐずりましたが、授乳をきっかけに落ち着いてくれました。
1才になって授乳の回数は1日に3~4回とかなり減ったのですが、フライト中は合計20回ほど授乳しました。(多すぎ….)
ぐずったらすぐ授乳、またぐずったらすぐ授乳を繰り返して、できるだけ泣き声で周りの方に迷惑がかからないよう全力を尽くしました。
ちなみに授乳ブランケットは一応持参していたのですが、授乳のたびにブランケットを上から被って飲ませて、というのは意外に手間がかかるのと、普段はブランケットを使用していないので、子どもが顔に布が被さるのを嫌がったため ほとんど使用せず、上着で隠すようにして授乳しました。
機内はほとんどの時間、暗くなっていたのであまり気になることもなかったです。
ただ1つ問題があるとすれば、一番後ろの席ではありつつ、真ん中の列は若干私たちの列よりも後ろに配置されていたので、斜め後ろからの目線が気になるということです。
できれば真ん中の列の端の席を選んでおくと、後ろからの目線がなくなるのでより良かったのかな?とも思いました。
とはいえ一番後ろであればトイレから近く、立ちながら抱っこして落ち着かせられるスペースにも近いので、今回選んだ席はベスト席だろうと思っています。

一番大変だったのは、食事の時間です。
先に提供していただいた離乳食をあげるのは特に問題なくできたのですが、問題は大人のご飯の時間です。
子どもを膝の上に乗せたままの食事だったので、子どもがご飯に興味をもって掴んでは投げて遊んでとにかく大惨事でした。。。
お隣さんがとても親切に「私の机に置いていいよ」とジェスチャーしてくださり、食べていない皿や使っていないフォークなどは置かせていただき、1皿ずつ手で持って食べることでなんとか乗り切ることができました。(お隣さんの助けがなかったら何も食べずにすぐに回収していただいていたと思います)
こうなる可能性を予想して、片手で食べられるご飯を一応準備しておいたのはやはり正解でした。

とても親切なお隣さんでしたが、1つだけトラブル(とまではいかないですが)があったのは、
お隣さんがご自身のアイスクリームを突然、我が子にシェアしたことです。
(まだ口をつけていない一口目のアイスクリームを我が子の口にスプーンであげていました)
突然かつ一瞬の出来事で「やめてください」と伝える間もなく起こってしまったのですが、一口だけでストップしてくださって安心しました…。
アイスをあげるには早すぎる年齢ですし、何より我が子は卵アレルギーをもっているので、何が入っているかわからないものをあげることにはとても敏感になっており、かなり焦りました。
事前に準備していたもの+機内で提供されるアレルギー対応食以外は何もあげない予定だったので「アレルギーの薬やエピペンは一応持参はしているが使う場面は絶対にないだろう」と思っていましたが、こういうアクシデントの際に使うことになるかもしれないんだな…..と実感しました。

睡眠に関しては、プレイエリアでたっぷり遊んでくれたおかげで最初から1時間ほど寝てくれたおかげで、ゆっくり書籍を読む余裕もできました。

子どもの洋服については、これまではワンジー(上下がくっついている厚手の下着のような服)の上に、上下がくっついている更に厚手の長袖パジャマ(足の指まで覆われているタイプ)を着せていましたが、おむつ替えの時にぐずって着替えるのが大変なので、今回はワンジー(半袖に、オムツを覆うくらいまでの長さの上下がくっついた服)のみを着せました(+靴下)
寝ている時はブランケットをかけて寒さ対策をし、1.2時間ごと(または気になったタイミングで都度)全身にクリームを塗って乾燥しないように心がけましたが、冷えが気になることもなく本人も快適そうでした。

ちなみに前回のワンオペフライトの時は、スタッフさんに子どもを見ててくださいと声をかけるのも勇気がいってなかなか出来なかったのですが、今回は少し慣れたこともあって積極的にお願いすることができました。
頻繁に気にかけてくださったスタッフさんは、お友達に我が子と近い月齢の子をもつ方がいるみたいで対応に慣れていらっしゃり、たくさん助けてくださいました。
私から助けを求める場面だけでなく、「お水は必要ですか?」と気にかけてくださったり、後ろの方であやしてる時に「お母さん、そろそろお手洗い行かれますか?」と聞いてくださって、とても助かりました。次回以降もワンオペフライトの時は、おもてなしが神レベルの日本の航空会社、特にJALに絶対にお世話になろうと心に決めた瞬間でした。

そんなこんなで、授乳したり、ご飯を必死に食べたり、離乳食をあげたり、おむつ替えをしたり、ぐずる度に立ち上がって飛行機内を歩き回ったり…と色々しているうちに無事にアメリカに到着しました。
(1人で乗っていた時よりも時間が経つのは早く感じて、その点に関しては、子どもと一緒に乗っている大きなメリットの1つかなと思います)

ー入国審査・乗り換えー
荷物をチェックインしない代わりに、機内にもちこめる最大限の重さの荷物を持ってきたので、子どもを抱えながら荷物を持って移動したり、機内で荷物の出し入れをしたりする時は流石に大変で「無茶しすぎたかな…」と思いました。それでも、やるしかない時は気合いを入れてやり切れるもので、なんとか平常心を保って飛行機を降りることに成功しました。

飛行機の出口すぐのところに預けていたベビーカーを出してもらえているので、そこで荷物を一度おろし、ベビーカーを組み立てました。ベビーカーを組みててしまえば、後は荷物もベビーカー下に収納できるため、身軽になりそこからは特に不便を感じることも少なかったです。

到着後はまず入国審査!
私はグリーンカードを保有しているため保有者専用のレーンに案内されました。

・アメリカに住んでいるのか
・どれくらい日本に滞在したのか


の2点だけを確認され、すぐに通してもらうことができました。
以前、何百も質問攻めをされた経験があるため、毎度入国審査はヒヤヒヤするのですが、思っていた以上にスムーズに完了し、ほっとしました。

その後の荷物検査では一度荷物を全部おろし、子どもを抱っこしてベビーカーを畳んで、と羽田空港での検査と全く同じ工程を繰り返しました。
食べかけの離乳食(液状)のものがあり、検査に引っかからないか気になりましたが、特に問題なく通過することができました。

ゲートに到着後は離乳食をあげたり、機内の足元に置く荷物を厳選したり、と準備をしている間にあっという間に飛行機の時間になりました。
正直この辺りが疲れのピークでした。入国まで完了してほっと一息つけたのと、早朝からずっと起きていて仮眠もほぼ取れずにいたことが要因だと思います。「もう1人誰かいたら、子どもをみててもらって5分でも仮眠がとれるのに…」とワンオペのきつさを痛感しました。

ー搭乗ー
「国内線は2時間弱!あともう少しだから頑張ろう!」と最後の気力を振り絞って、いざ搭乗しました。
流石はアメリカ!国内線は、お互い初めましてであろう人同士があちらこちらで喋っている声が聞こえてきて「アメリカに戻ってきたな」と実感しました。
私のお隣さんも運良くフレンドリーな方で、楽しくお喋りさせていただきました。
その方は子育てを終えたお父さんで「我が子が子どもの頃は〜」と子どものお話を聞かせてもらったり「日本での一時帰国から帰っているところです」と状況をシェアしたり、とても充実した時間を過ごすことができました。(特にこういう一対一で英語で話をする時は「絶対に聞き取らないと」と気合いが入るので英語脳が一気に鍛えられる気がします)

2時間のフライト中は流石に我が子も疲れたのか爆睡してくれました。
国内線で小さな飛行機、かつ離陸後すぐに飲み物とお菓子のサービスでスタッフさんが通路を使うので立ち歩くことも難しかったため、寝ていてくれて助かりました。

そんなこんなで長旅を終え、飛行機をおりてからは夫と合流し、無事にワンオペフライトの旅は幕を閉じました。
もう一度やれるか?と聞かれたら「できると思う!」と自信をもって答えられますが、できればもうやりたくないのが正直なところです(笑)

お疲れ様、自分!お疲れ様、我が子!!!

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