2024年11月、アメリカで初めて皮膚科に行ってきました。
・・・と言っても思い立ってすぐに行けるわけではなく、予約をとって最短の日が1ヶ月後なので「ようやく予約の日がきた!」というのが正しいです。
妊婦検診の時も最短での予約が3週間後となった経験があったので、アメリカの病院は基本予約が取りにくいというイメージがついてしまいました…..。(笑)
特に、日本の産婦人科では「初回は予約なしでいつでも来てください」という病院だったため、早く検診に行きたいのに3週間も待たされるなんて…とかなりの衝撃を受けた記憶があります。
一応、我が家の近くには予約なしで当日入れる病院(内科)もあるのですが “予約なしの当日診察料”で+20〜30ドルとられるみたいです。
日本では年末年始が割高になるのは聞いたことがありますが、当日受付で追加料金が取られるのは聞いたことがなかったので、これもまた文化の違いだなと思いました。
ちなみに今回の皮膚科も妊婦健診の予約も「キャンセルが出たらより早い日程を案内してほしい」との希望を出していたのですが、結局当日まで日程変更可能の電話は来ませんでした。
予約が取りにくい分キャンセルをする数も少ないのか、同じようにリクエストしている人が多数いるのかな?と思います。
予約の数日前には「この日に予約があるけど、予定通り来られる?」との確認のお電話がありました。
産婦人科や小児科の予約でも同様の電話をもらったので、アメリカではこれがスタンダードなのかな?と思いますが、日本ではそのような電話をもらったことがなかったので驚きました。
また、診察をする前に「60ドルです」と言われ、その場ですぐにお支払いをしました。
日本のように診察後に診察内容によって金額が変わるシステムではなく、診察前から金額が決まっていてお支払いするのシステムには衝撃でした。
(加入している保険によってもシステムは異なるのかもしれません)
あと、60という単位が小さいので一瞬気づかなかったのですが、日本円で約7500円ほどです。
これは確かに、よっぽどのことがなければ病院に行くのを控えるアメリカ人の気持ちが痛いほどわかるなと思いました。。。
お部屋については、産婦人科や小児科の時と同じく、皮膚科でも防音のしっかりとした個室に案内されました。アメリカに来てからは全て個室に案内されているので、これもまたアメリカの病院の特徴なのかな?と思います。
今回、皮膚科に行った理由は妊娠をきっかけに発症するようになった蕁麻疹についての相談でした。
日本の病院でもらったクリームを塗るとすぐに症状が治るのでひどく困っていたわけではないのですが、対処療法ではなく根本的に解決する方法があれば知りたいなと思い、皮膚科に行くことにしたのです。
結果、『妊娠によるホルモンバランスの変化が原因である可能性が高いのと、根本的に解決する薬はあるが授乳量が減ってしまう可能性があるため、どちらを優先するか(蕁麻疹を治すことか授乳を継続することか)によって決めてください』とのことでした。
日本では対処療法がメインでの診察だった分、根本的な解決方法があることを提示してもらえたのは、値段が高くても行った価値があるなと思いました。
ただ私としては、もちろん我が子大優先かつ緊急性がある悩みではなかったため、今回は授乳を優先し、ひとまず薬はやめておくことにしました。
ちなみに「背中にできたホクロについてもついでに相談しようかな〜」と当日の車の中で話していたところ「今回の予約は蕁麻疹についての予約だから、他のことも相談するとなると再度予約が必要なんだよ」と言われて「そんなことある?!」とビックリしました。
日本だったら「他に気になることもあって〜…」という感じで流れで聞けるなのにな、と不思議に思ったのですが、当日の診察の一連の流れをみて確かに「もう1つ質問があって」と別の悩みを話すような雰囲気ではなかったので、納得しました。(笑)
日本での当たり前が当たり前でないことを再確認し、その国の文化や方法についてきちんと理解し、順応していくことの大切さを実感した貴重な経験になりました。
異国に住んでいると病院に行くだけでも文化の違いを発見することができて、一石二鳥の気分です!
それでは、また。
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